製品版の感想記事はこちら↓(新情報です)
INAIR M360とは
とってもざっくり説明します。
本格的なスピーカーみたいなオーディオシステムを持ち歩きたい!
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耳の中にスピーカー浮いてるのが理想では?
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6mmドライバー(音が出る機械の小さいやつ)をスポンジで覆って耳に入れよう
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完成!
ツイッターでの宣伝も積極的です。私もツイッターで知りました。
まずはこちらの画像をご覧ください。
はい、これは何ですかと尋ねたくなる気持ちはわかります。普通のイヤホンを見慣れた我々の感覚では、耳に入らないぐらい大きな球体が装着されたイヤホンに見えてしまいますよね。現実には、この球体は耳にすっぽり入るくらい小さなスポンジで、ケーブルがつながっている筐体はそれよりさらに小さい、ということです。
サイズ感が伝わりやすいであろう画像達も用意しました。
1枚目の画像。ほぼ真横から撮影された写真ですね。
通常のイヤホンとは違い、耳たぶの中に全体が収まっています。
試聴感想
実際に試聴した感想に移ります。製品を見て最初に思ったことは『小さい!』でした。
まずは装着方法。実はいくつか選択肢があります。
①スポンジ部分を耳の中に入れる
これが標準的な使用方法だと思います。写真でもこの方法ですね。特徴は低音までしっかり聞き取れるようになること、つけている感覚が薄くて快適なことです。
②スポンジ部分を耳の入り口に置く
耳の中に何も入れないので快適さは増します……が、問題点がふたつ。①と比較して固定が弱いので恐らく動き回るには不便。さらに、高音が刺さりやすくなります。場所や音源を選ぶ必要があるかも。
③前後逆向きに使用する
この『逆向き』とはスポンジ部分と筐体ということです。つまり、今まで耳に近づけていたスポンジを、耳たぶにひっかけて装着します。T字型なのでこれでも問題なく固定できそうです。こちらは最初から意図して設計したものではないそうなので、未知数ですね。もっとも周囲の音を聞き取れる方法なので、これはこれで需要がありそうです。
肝心の音について。主に①の装着方法で試聴しました。
開放型ヘッドホンのような音を想像していたのですが全然違いました。解像度は高いです。ビー玉を机の上で跳ねさせたような音を聞いた時には、ビー玉の硬さが伝わってきました。間隔の狭い音になったり、音の数が増えたりしてもハッキリと聞き取れます。こもった音が苦手な方でも大丈夫そうです。
音の傾向は偏りがない印象でした。ここは短時間だったことや特殊な音の響きの影響であまり自信がないです。
音場について……これが難しいです。似たような音の製品を知らないのでうまく言葉にできないです。スピーカーともまた違う部分が多いように感じました。よく通る音、という表現が近いかもしれません。
私がこの製品を購入する決め手になったのは装着感でした。耳に入れるのがスポンジなのでシリコン製やコンプライのイヤーピースとは違い、耳の中での重さ(押し付け感)が少なかったです。本体の軽さもあってストレスなく使用できそうです。
購入方法等
INAIR M360には有線モデルと無線モデルがあります。無線モデルについては発売日も未定で不明な点が多いので続報を待ちましょう。
有線モデルの発売日は7月20日です。この記事を投稿する時点で予約受付中らしいですね。現在、e☆イヤホン秋葉原店で試聴が可能です。
今回は許可をいただいたので画像多めでした。
ありがとうございます。
私はクラウドファンディングで支援したので発売日よりも早く入手できそうです。届き次第、改めて感想記事を投稿したいと思います。
ポタフェスまでに届いたら移動中に使ってみたいです。待ち遠しい!
6月27日追記
有線モデルの全ての部材が納入され、量産テスト開始したようです。順調とのこと。なんでも今までのサンプルの中でも最高クラスに良い音になったそうです。楽しみですね!
7月5日追記
来週中頃からクラウドファンディング向けの出荷が始まるそうです。運が良ければポタフェス会場への移動中に使うという目的は達成できるかも。製品版についても記事を書く予定です。
無線モデルは金型製作中らしいです。