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SE-MONITOR5試聴感想

SE-MONITOR5視聴感想


先日、秋葉原でeイヤとヨドバシとビッカメとONKYO BASEを堪能しました。お目当てはシュア掛け用のイヤホンでしたが、イマイチ好みの物がなく、結局はPioneerの密閉型ヘッドホン『SE-MONITOR5』が欲しいなーと思ってあちこちで聴きまくりました。




というわけで忘れない内に感想を。
まずはハード面。サイズは大きく、重いです。密閉型で2.5mmバランス接続ケーブル付属ということでポータブル用途も想定されているようですが、あまり現実的ではなさそう。イヤーパッドはベロアタイプとレザータイプの2種類。eイヤでレザータイプ、ヨドバシでベロアタイプを試しました。個人的にはベロアタイプの方が落ち着きます。とはいえ側圧が苦手な私でもレザータイプで全然平気でした。どちらも大きめで完全に耳を覆ってくれます。接触する面積が広いからか、装着してしまえば重さも手に持った時ほどは気になりません。
こればかりは壊れる時までわからないことですが、見た目と触ってみた印象では頑丈そうでした。金属多めだからそう感じるのでしょう。
付属品は3.5mmステレオミニのケーブルが3.0mと1.6m。2.5mmバランス接続のケーブルが1.6m。キャリングポーチも付属するようです。やはりポータブル運用を意識した構成ですね。



音について。名前からしてモニターですが、本当にそんな音です。中高域寄りに聴こえます。手に取りやすい製品では、フラットな音域特性と公称されるINAIR M360に近いです。低域の量感は控えめ。シャカシャカした音に感じるかも。
解像度とか細かな音を聴かせてくれるという面では今までに聴いたヘッドホンの中で最も優秀でした。
電子音と相性が良いみたいで『Won(*3*)Chu KissMe!』を聴くと音のひとつひとつが綺麗で楽しいです。
ボーカルの表現力が素晴らしいです。特に女性ボーカル……と言いたいですが思い返すと男性ボーカルを1曲も試聴していませんでした。
『進化系Colors』はソロパートの連続からサビで一気に全員の声が重なる曲です。ソロでは声だけでなくブレスまで表現されてて臨場感満載です。サビでもちゃんとひとりひとりの声の表現と全体の声の質感を両立しています。
CDの圧縮音源でもとても良い音でしたが、やはりハイレゾ音源の方が他のヘッドホンとの実力差が出ていました。
アイマス曲のハイレゾ音源はリマスタリングを伴ったCDとは別の音源として作られています。ハイレゾ再生できるレベルの機材を用意して騒音に邪魔されない環境で楽しむ前提の音ということです。その点、密閉型のハイエンドヘッドホンは都合が良いです。店内放送で開放型ヘッドホンはまともに試聴できない状況下でもちゃんと聞けます。中高域が強く出ること、解像度と表現力が高くボーカルをメインに聴くのに向いていることもあって相性抜群といった印象。
開放型とは少し違う性質なものの、音場は広いです。音が抜けるというよりは響く方かと。
シンバルの音がザラついた音になるのは好き嫌い分かれそうなところ。
多少鳴らしにくかったですがDP-X1Aなら直挿しで余裕があります。低スペの格安スマホではパフォーマンスがどうこう以前に音量足りなくなる危険もありそうです。
本体の大きさの甲斐あって(?)タッチノイズは開放型並みに気になりませんでした。



欲しい!!!
でも10万は高い!!!
さすがに様子見ですかね。今のところは値下がり待ちか中古か、って感じです。これ買っちゃったら据え置きヘッドホンアンプだって欲しくなるし。MONITOR5が気に入ったけど高くて買えない人はINAIR M360あたりが手に届く範囲では近いと思います。モニターヘッドホン全然知らないからそっちの方が近い可能性ありますが。

あわよくば買いたい……買えそうにない。

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